2009年11月12日

目からうろこの見沼区パッケージ工房

 一昨日は、地方政治改革ネットのメンバーで、前から実際に現場を見たかったさいたま市見沼区のワンストップ窓口である「パッケージ工房」を視察しました。

 今では、さまざまな自治体で、市民サービスの向上のために、ワンストップ窓口を設けています。しかし、今一つ、評判がよくないのです。
 見沼区の「パッケージ工房」は、そんなことに疑問をもった職員の皆さんが、実際に役所を訪れた市民がどんな動きをしているのか、そのどこに問題があるのかを観察したり、あるいはどこに不便を感じているのかのアンケート調査を行ったりして改善をはかった結果、生まれたものです。

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 活気的なのは、ワンストップといっても、結局市民がさまざまな課の窓口を訪れたり、何枚もの申請書を書かなくてはならない、ということが解決されていない、ということに気がつき、その改善に取り組んだ、という点です。

 たとえば、春日部市に引っ越しして転入手続きをとる際には、転入届けのほか、住民票の受付や印鑑登録、国民健康保険に加入していたらその手続き、お子さんが小さい場合には子ども医療費の手続きなど、種々の手続きがいります。
 それを、まず、再任用職員による「フロアマネージャー」の元を訪れて相談し、何と何の手続きが必要で、どんな証明がいるかを「オーダーシート」に記入し、そのオーダーシートを持ってパッケージ工房窓口に提出するだけです。
 窓口で再度、必要な手続きがもれなく記入されの一覧表でチェックし、あとはさまざまな書類が作成されて出てくるのを待つだけです。

 従来、各課毎で申請署や手続き書にそのたびに記入していた住所・氏名などは、オーダーシートを受け付けた職員がパソコンで入力するだけで、「申請署印刷システム」によって複数の書類に自動的に印刷されるシステムになっています。
 証明書発行も可能なので、今まで一時間半はかかっていた転入の諸手続が30分ほどで済むようになったとのことです。

 その後、書類がそろったところで窓口で受取り、自著や捺印が必要なものは書き込んだりし、チェック表を使って手続きの済んだものの確認をし、手続きができなかったものは、次にどんな書類をもってきてどのような手続きをするのかを記入したリストをもらって終わりです。

 今まで市民が何枚も手書きし、あちこちの課を回っていた部分を、職員がやってくれるシステムです。
 説明してくださった総務課の職員さんが「お客様」といっていたのが印象的でした。

 いうまでもなく、このシステムを職員自身が考案したというのは、素晴らしいと思います。それはさいたま市として、職員が業務改善のための提案をできるシステムをつくった、という背景があり、それに応えた職員さんがいたという事実です。

 また、システム開発にかかった費用はほとんどゼロ、とのこと。エクセルを活用してこのシステムを作ったというのも、目から鱗でした。
 
 さらに、このパッケージ工房には、区民課の職員だけでなく、役所の各課から2名ずつ選任された、区民課兼務職員が概ね週一回ていど配属されているとのこと。
 窓口、という住民サービスの根幹に関わる業務に携わることによって、区役所業務全般に通じたプロアクティブ職員を養成することにつながるとのことでした。
 実際の業務を通じて、マンパワーの向上にもつながっていますし、さらに横断的な人的ネットワークがうまれる効果も大きいとのことでした。

 はじめに、何と区長さん自らが挨拶にいらしてくださいました。見沼区の見所を紹介してくださいましたが、地域を愛し、区民のための役所でありたい、という思いが伝わってきました。
 
 すぐにでも取り組めるこのシステム、以前政策課には情報提供していたのですが、どのように考えているのだろうと思いました。いずれ確認してみたいと思います。
 
posted by ふくろう at 19:29| 埼玉 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

がくどうまつり・消防点検

 またまた、一週間ぶりにブログに向かっています。
 ほとんど外出時以外パソコンに向かっているのに、なんでブログが書けないのか、またまた前回とおなじく、「心のゆとりの無さ」です。

1 がくどうまつり
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 7日の日曜日の朝一番は、「がくどうまつり」に出席しました。今は「放課後児童クラブ
」となっていますが、うちの子たちが通っていたころは「学童クラブ」でした。そこで、年一回、市内の児童クラブが勢揃いするこの催しは、未だに「がくどうまつり」です。
 今、春日部市内ではインフルエンザの流行がほぼピーク期になり、先週はあちらこちらの学校行事が中止になっていたので、ちょっと心配されましたが、無事実行されて、主催した実行委員会も安堵の様子でした。

 会場はマスク着用、とのこと、また参加できないクラブやお子さんもいらしたようですが、子どもたちは元気いっぱい。「がくどう」らしい開会式の最後に、こどもたちは「広場と僕らと青空を」をうたってくれました。
「でっかいひろばとあおいそらと ぼくらのゆめをください」
 ある意味、放課後児童クラブは、その夢を育てるでっかいひろばで、いつまでもあり続けてほしいと思わずにはいられません。

2 消防点検

 その後、消防点検に出席しました。
 春日部市には常備消防を補うために、各地域で消防団が結成されています。合併後は春日部消防団8個分団と春日部市庄和消防団6個分団92人、計14個分団200人余で組織されています。
 消防点検は、14個分団が一堂に会して、日ごろの訓練などを披露し、点検するものです。
 今年は穏やかな天候に恵まれた中で、きびきびした団員の動作を見守りましたが、いつ何時、火災や災害の出動があるかも知れないという任務では、地元で仕事をしている人手なければ勤まらない、という制約の中で活動してくださっている団員の皆さんには感謝、感謝です。

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 よく、災害現場や火災のときの救助活動で目にする「ロープ」を使っての救助、実はこの技を競う大会で、春日部市の消防団は二年連続で関東大会で優勝し、全国大会に出場しているとのことです。
 そのレンジャー姿を披露してくれました。
posted by ふくろう at 18:59| 埼玉 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月06日

自治基本条例・春日部市「新緊急財政健全化計画」・新型インフルエンザ

 久しぶりに“巣ごもり状態”を脱して市役所へ。

1 自治基本条例

 朝から、皆さんからパブリックコメントをお寄せいただいていた、「自治基本条例案」について、全員協議会が開かれました。
 前に全員協議会で素案が示されてから、しっかり意見を出していたので、どんなふうに検討されたのかと、変更された条例案をチェック

 何とー、かなりの部分で変更が行われているではありませんか。しかも今までは割と枝葉末節的な訂正が行われても、骨格に関する部分はNO,とされることが多かったように思いますが、今回はかなり手が加わったという感じです。
 しかしよく考えてみると、自治基本条例と銘打っていながら、「市長の責務」が抜けているなど、かなり問題点のあった素案でしたから、当然といえば当然です。

 それでも、パブリックコメントのご意見等については、これは取り入れるべきではないか、と思う部分はありますが、条例案となっているので、12月議会の議論になるでしょう。
 
 最近、いろんな自治体から議会改革の報告をいただいております。
 とくに、議案について議員間の討議を設ける自治体も出てきています。早くかすかべしもそのような議会改革が進んで、議会の総意として条例案の訂正などを出せるようになればいいな、と思います。
 今のままですと、質疑を重ねても、訂正する機会はなく、賛成するかしないかの意思を採決で示す、ということしかできなくなるからです。
 これは議決機関である、ということからは、とても不自然な姿であると思わざるをえません。


2 「新・緊急財政健全化計画」

 数日前、「今度『新・緊急財政健全化計画』を出します」という連絡をいただいていたので、資料をもらいにいきました。
 ーScrap for Build-とサブタイトルがつけられたこの計画は−。
 
 今年度の歳入決算見込みでは、予算比較して約11.3億円の減収が見込まれていること。
 さらに来年度は約43億円の歳入不足が見込まれる。

 ということから「収支改善策」を職員に示した、とのことです。

 内容を見ると、冒頭の
事務事業をパッケージ化(施策毎にグループ単位にまとめる)し、そのパッケージ内で、これからの新たな時代に真に必要な事業を拡充するため、すでに目的を達成した事業を縮減・廃止したり、類似事業を統合する」
 とし、それに基づいて、
「前例にとらわれることなく柔軟に財源配分を行い、。パッケージ単位で上記目標を達成する」
 として見直しの基準を示しているのは、今までよりも一歩踏み込んでいると思います。
 しかし、最も大事な数値目標が設定されていないのは、平成18年〜20年までの「財政健全化計画」と同じです。

 今日、議会事務局に依頼していた、先に視察に訪れた多治見市の「財政緊急事態宣言」を出し、「健全な財政に関する条例」を制定するにいたった際の対策の資料をいただいてきました。
 以下の通りです。

【対策】その後、行政改革を断行し、経費や職員の削減、補助金の一律10%カットなどの方策を打ち出して、経常収支比率が80パーセント前半で落ち着くようになった時点(平成13年度)で「財政緊急事態宣言」を撤回。
 
 さらに、市債発行額を歳入総額の8パーセント以内とすること、財政調整基金の残高を平成15年度までに10億円確保すること、土地開発公社への用地取得債務負担行為元金分を平成12年度までに54億円から40億円以内とするという3つの指針を立て、この目標達成のために、予算編成における経常経費の削減、人件費、公債費の削減、事務事業の見直しをはかり、行政改革大綱を制定し、徹底的な行政改革を推進した。
 
「財政改革指針」=多治見市の独自基準で、財政上の6つの指針となる。

1.市債発行額を歳出総額の4.5%以内とすること。
2.財政調整基金年度末残高15億円以上を維持すること。
3.土地開発公社などへの債務負担額を平成22年度末までに10億円以内とすること。4.市債償還対策基金を平成18年度末までに、基金残高が起債残高の7%となるように  積み立てること。
5.職員退職手当基金は、平成32年度までの間、基金の取崩額を退職手当の支給額から6億円を控除した額以内として、基金残高がその年度以降の取くずし見込額に達するまで、毎年1億4千万円以上積み立てること。
6.経常収支比率83%以下を維持すること。


 少なくとも、このくらい明確な目標設定をすべきではないかと思うのですが−。
 これも12月議会で。

3 新型インフルエンザ

 先週から、学校行事中止のご案内をひんぱんにいただくようになりました。市内の学校のあちこちで、学級閉鎖も行われているようです。
 健康課に伺うと、幸い、春日部市ではお子さんの入院例はないとのことでほっとしました。今がピークで、軽く済んで免疫ができる、ということで収束してくれればいいなと願わずにはいられません。

 何といっても、この背後には、開業医さんたちの懸命な診療・治療があるようです。お子さんの場合は、かかりつけ医の初期対応が肝腎です。
 また、春日部市では、国の補正予算に対応して一早くタミフルを手当したことも、開業医さんたちのバックアップにつながったようですし、保育所や小中学校の患者数を毎日把握し、医療機関や薬局にも即情報を流したことで、受け入れ体制を整えるのに役立っているようです。
 9月議会では具体的な対応策の提示はありませんでしたが、医師会と連絡を密にして対応に当たる、との答弁をいただいていましたが、このような適切な対応がとれてほっとしています。

 早くも立冬。おだやかな冬でありますよう。
posted by ふくろう at 17:50| 埼玉 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月04日

こもっているうちに、紅葉もー

 ここ10日ばかり、どうしても欠かせない用事があるとき以外は、昼も夜(早朝?)も家のこもってパソコンに向かいあって、ひたすら多量の財政のデータ整理をしていました。

 なのにブログも書けず−。心にゆとりがないというのはこういうことなのでしょう。

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 今年は、桜も欅もハナミズキも、紅葉する前にちらほら葉が散っているような気がします。
 でも、団地の欅並木もやっと色付いて、秋らしくなりました。

 秋晴れの1日、恒例の「ふれあい広場」があり、今年もたくさんの出店、人出で賑わったようです。というのは、いつもは「わらじ」のブースで、訪れるなつかしいお客さんと顔を合わせ、おしゃべりするのですが、この日はあいにく、三つも行事が重なって、開会式後、ほんのちょっとの滞在で移動でした。

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 ちょうど前日、日比谷野音で「障害者自立支援法」廃止を求める大集会があったので、森岡衆議院議員があいさつでそのことに触れました。来賓席がちょっとうるさくなりましたが、全国的な大反対の声を押しきって成立したこの法律や「後期高齢者医療制度」、一刻も早く、当事者に重くのしかかっている現状を改善してほしいものだと,心底思います。
 声をあげてもこぶしを振り上げても、決して動かなかった壁が、動こうとしている、そんな希望が生まれてきているように思います。

 折しも国会では予算委員会質疑が続いています。
 政権交代したばかりの民主党は、今までの自民・公明、連立政権の置き土産が余りにも大きくて、さぞや大変だろうと思いますが、「コンクリートから人へ」、本当にその政治を実現してほしいものです。

 そういえば,今朝の新聞に、老朽化した橋の記事がありました。バブルのころつくることばかりに集中してつくってしまった橋、道路、建物。
 それ以前につくられた50年を経た橋の老朽化を修理する経費が、今自治体に重くのしかかっているようです。そして短期に老朽化しているものもあるとかー。

 春日部市の場合も、メンテナンスにほとんど経費を使ってきていないので(というよりも、他の自治体の決算をみても、巨額な建設費の割に修繕費の少なさが気になります)、これから公共施設の老朽化がどんどん進むだろうと思われます。
 春日部市民一人あたり,多分80万ほどあるといわれる資産ですが、きちんと原価償却分は積み立てられている形跡もなく、これからこの点についてもきちんと調査していかなければならないと思っています。

 
 
posted by ふくろう at 10:54| 埼玉 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月23日

10年以上かけて構築された「行政と市民の信頼」の上に策定された「多治見市健全な財政に関する条例」

 最終日は岐阜県多治見市にお邪魔し、タイトルにある「多治見市健全な財政に関する条例」について、策定の経緯や条例の内容について教えていただきました。

 この条例が制定されたのは、一昨年の12月で、昨年度から実施されていますが、さかのぼること13年前、1995年に市長となった西寺雅也前市長が、財政状況に危機感を抱き「財政緊急事態宣言」をしたことがスタートとなっています。
 その当時、多治見市の経常収支比率は89.8%、岐阜県内14市中、最も悪い、という状態になったことから、この宣言となったわけです。
 5年間かけて、新たな大型公共事業をやめ、目標値を定めて借金を減らす、基金の積立を増やす、という改革を行った結果、5年後にはこの宣言解除となったのですが、その後も財政健全化の取り組みは継続しています。
 
 今や改革派市長としてすっかり有名となり、現在山梨学院大学法学部政治行政学科の教授もされている西寺前市長は、この財政の立て直しの目的は、真に市民生活の向上のために税金が使えるようになること、とし、徹底して財政状況を公表し、予算の編成課程も明らかにするなどによって、理解を求めました。

 その後は、市民生活の向上のための政策選択を狭めないようにするため、政策の必要性や政策選択の合理性についても市民と情報を共有しつつ優先順位をつけながら、計画策定段階から財政状況の見込みもきちんと掲げて進める、という手法で総合計画を策定しています。

 「市民自治に基づいてこその健全財政」という目的が貫かれており、自治基本条例である「市政基本条例」を柱として、その下に総合計画と財政健全化条例を横並びに置いているのです。
 そして、現市長も、西寺市長の手法を引き継ぐ、という公約で当選したとのこと。
 職員の有志が、それまでの取り組みを元に、さらなる健全化のためにと条例案をまとめた、というこの条例、条例文の一つひとつは、とても納得がいくもので、総務省の財政判断指標よりもさらに現実的な市が健全な財政運営を行える指標を掲げています(総務省の判断指標は、夕張市のように破産寸前にならないと注意信号が点らない)。

 条例の概要版の裏表紙に書かれた「この条例の使い方〜市民の皆様へのお願い」に、市の姿勢が現れています(ご存知とは思いますが、写真の上をクリックすると拡大になります)。

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 春日部市にこそ、という思いが強くなりました。

 説明を受けた会議室を出て、そのような感想をもらしたところ、ある議員から「そんなに多治見市がいいなら移ってくればいいじゃないか」と冷水を浴びせられるような言葉を投げつけられました。
 市民からも不安の声が出ている春日部市の財政ー民間のシンクタンクの平成19年度決算の調査で、財政健全度が県内40市中40位ー、これは西寺前市長が緊急事態宣言を出したときと同じような状況なのではないでしょうか。
 そして私たち議員がやらなければならないことは、このような先進的な取り組みをしている他の自治体から学び、少しでも春日部市の財政を健全化していくことを求めていくことではないでしょうか。
 
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 美濃焼きの里として知られる多治見市の中心部は、郊外の窯元から運ばれた陶磁器を商う商家が軒を連ねていたとのことです。
 現在も街道沿いには、当時からの商家が残り、これも西寺前市長が「オリベストリート」構想として街並み保存も含めまちづくりを進めてきた一画です。
posted by ふくろう at 12:57| 埼玉 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

職員の意識を変える、神戸市の二つの取り組み

区民サービスの向上のための「区民サービスディレクター

 神戸市では昨年から、市民の目線から区役所の窓口サービスの向上をはかるために、「区民サービスディレクター」を採用しています。
 昨年試行的に兵庫区で実施し、今年度はさらに2つの区役所に配置しているそうです。

 募集に当たっては「接客・接遇」の経験をもち、さらに役所の仕事の一環として行えるようマネージメント能力のある人、ということが条件になっています。

 一次審査は論文試験で、二次審査では実際に自分が採用されたら、どのような取り組みをするのか、というプレゼンテーションを実施し、その関門をくぐり抜けたあとに三次審査の面接を行ったとのことです。
 
 報酬は年額500万円程度で、期間は3年間、という条件にもかかわらず、40倍以上の競争率だったとのこと。
 結果的に、3人とも女性が採用されたというのは、この条件の中で、現在の仕事をやめて応募する、という男性はなかなかおらず、男性の応募者のほとんどがすでに第一線を退いている方だったことによるのではないか、という分析もありました。
 応募前の仕事が、ホテル勤務の方2名、客室アテンダント1名というのもなるほど、と思います。

 従来、正確に、迅速に、ということが区民サービス、と捉えられていた職員の意識が、サービスディレクターという民間の経験者を配置することによって、区役所を利用する区民の視点で「何が求められているサービスか」と職員全体が考えるようになったという効果が大きいということです。

不当請求に的確に対応できるようになった以上の効果が生まれた「コンプラインス条例」

 時代の流れというのは、市役所を訪れる市民の方の苦情、意見、要望といったものも、とうてい聞き入れられない内容や身勝手な訴えが増えてきています。
 それに対応するためのマニュアルは、ほとんどの自治体で策定されていますが、神戸市ではさらに一歩踏み込み、「神戸市政の透明化の推進及び公正な職務執行の確保に関する条例(コンプライアンス条例)」を制定しています。

 その前提として、クレームを未然に防ぐために「市が説明責任を果たしているか」「市に過失や瑕疵があるか」などの不当要求行為か否かを判断する基準を具体的に設け、さらにクレームの引き金となりやすい初期対応について注意すべき3原則を掲げるなど、マニュアル事態も過去の事例を引き合いにだすなど、できるだけ分かりやすく、現実的に対応できるようにし、専門家を招いての職員研修も実施しているとのことでした。

 この条例制定によって、市民の不当要求で悩むことがなくなった、という効果はもちろん、市民からの意見・要望、苦情等はすべて記録として残し、職員個人ではなく、その部署全体の共通認識とすることなど、この条例を制定し、マニュアルを徹底させることで、市民の意見・要望などにどのように対応すべきなのか、ということを一人ひとりの職員が認識するようになった、という効果もあったとのことです。

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神戸の市役所、昼休みのエントランスホールでは、ミニコンサートが開かれていました。
posted by ふくろう at 11:56| 埼玉 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

即座に、必要な体制で消火や災害救助に当たれる防災体制ー姫路市

 20日から22日まで、総務委員会の視察に出かけてきました。
 視察地は、
1 姫路市ー防災体制
2 神戸市ー区民サービスディレクター制度、コンプライアンス条例
3 多治見市ー「健全な財政に関する条例」
 以上の3市です。
 今年はなかなか中身の濃い視察となりました。

 まず一つ目は、姫路市の防災体制について。
 

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2009年10月19日

もの言えば 唇寒し 秋の空 になってはいけませんね

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 近くの公園には、今、団栗がいっぱい落ちています。秋も深まってきました。

 昨夜から心の中をスースーとすきま風が吹いているような心地がしています。そうです。選挙結果を見てから。
 それでなくても、加藤和彦さんが亡くなったという報道で、なんだか滅入るような気分になっています。「帰ってきた酔っぱらい」が追悼のニュースで流れるたびに、フラッシュバックのようにあのころの思い出がよみがえってくるのです。
「帰ってきた酔っぱらい」につきまとうのは、あるいは夜の先斗町の小路であり、京都・東山の大好きな街並みを夜歩いていた自分の姿であったり、文庫本抱えて哲学の道から一乗寺下り松まで一人でさまよう自分の姿であったり、挙げ句の果てはあの頃はやったコンパのジュークボックスから流れるグループサウンズを聞きながら、やたら酔っぱらっている仲間だったり−。
 要するに、「帰ってきた酔っぱらい」の時代は、私にとってやたら混沌の時代だったというわけです。
 私だけでなく、多分、キャンバスに身を置いていた多くの仲間たちも。

 話がわき道にそれてしまった感がありますが、それに追い打ちをかけたのが、ご推察の通り、昨夜の選挙結果です。これから4年間も、現体制が続くのか、と思うと、ズドーンと気分が重たくなるのです。

 もちろん、有権者の皆様の選択の結果ですから、それをとやかくいうつもりもありませんし、権利もありません。
 私は私として、議員としてなすべきことを、今までのように淡々とやり続けるしかありません。トップは変わらなくても、春日部市として改革していかなければならない点は、きちんと求めていかなければならないと、改めて思っています。

 前の書き込みにコメントをいただきましたように、「自治基本条例」については、私は当初から、2年くらいの時間をかけて、きちんと市民の皆様と一緒につくるべきだと思っていました。この条例を策定することによって、市民の皆さんと自治について考え、思いを共有することが大事だと思ったからです。

 しかし、1年ほどでまとめることになったため、表向き市民ワークショップを開き、市民参加という体裁は整えたものの、残念なことに、ワークショップに参加したメンバーと策定のための審議会に参加した方以外には、浸透していないのが実態です。

 もちろんワークショップに参加した皆さんは、短期間であったにもかかわらず、きちんと提言書をまとめられました。
 議会に対しては、9月議会の前にこの提言書も踏まえて(これも表向き)まとめられた条例の素案が示され、会派ごとに、あるいは議員一人ひとりが、素案に対して意見を提出することになっています。その間、市民意見提出制度によって、パブリックコメントも募集されました。
 私は問題ありと思う点をまとめて提出しましたが、さて、パブリックコメントはどのくらい集まっているのか、あるいは市内4カ所(たった4カ所です。しかも自治体を通じての説明会開催の案内、ということで、出席者のほとんどは自治会の役員さんだったようです)でどのような意見が出されたのか、という点が気になっています。

 いやしくも自治基本条例です。繰り返しになりますが、策定の段階で、一人でも多くの皆さんに関心をもっていただき、「今の時代、自治はどうあるべきか、そのために行政はどうあるべきか、市民はどんな協働の仕方をしなければいけないのか」ということをじっくり話し合った上でつくっていかなければ、春日部市の身の丈にあったオーダーメイドの条例にはならず、どこの自治体がつくっても同じ、というぶら下がりの既製服になってしまうのではないか、という疑念を持っています。
 プレタポルテは望むべくもありませんが、もうそろ、オーダーメイドを手に入れたいものです。

 このようなことを考えると、議場で質疑をしても、質問をしても、のれんに腕押しのような答弁が返ってくる、という状態がまた繰り返されるのかと思ってしまったのが、今日のタイトルです。

 でも、ものを言うことで報酬を頂いている身です。「またお前か」という冷ややかな空気が議場に流れても、唇寒し、とせずに発言し続けます。ある日ある時、ある方にご指摘いただいたように、「のれんに腕押しの答弁した得られないのは、力量不足」としっかり胸に刻んで−。
 
posted by ふくろう at 18:48| 埼玉 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

市民意識調査−、経費がかかった分、しっかり生かしたいものですね

 まず、昨日の「今度は辺野古!」の記事の中で、一部、書き違いがありましたので、訂正しました(変換ミス、打ち間違いは、結構あるのですが、内容ということで)。
 ごめんなさい。

 HARUさん、コメントありがとうございます。
 この市民意識調査は、総合振興計画の後期実施計画等の参考のためにアンケートをとっているのだと思います。
 多分、市長選挙とは関係がない、と思います。
 お答えを集計して公表するのは、3月になるとのことなので、きっとじっくりお一人おひとりのお答えを職員が読み、まちづくりに生かしてくれることと思います。
 議会にも、集計結果が届きますので、大いに参考にさせていただきます。

 今までも、高齢者福祉介護計画に対するアンケートや、次世代育成(平たく言うと子育て支援)計画などの策定や改訂時のアンケートは、しっかり書き込んでいただいたものも多く、とても参考になっています。

 経費はかかりますが、なかなか懇話会やワークショップなどに参加できない市民の方々のご意見を伺えるのは、貴重な機会、と私は受け止めていますが。

 またまたおわびと訂正です。
 市長選挙については、広報かすかべの9月号で、2ページにわたって掲載されていました。8月号が衆議院議員選挙と2カ月続いたので、失念しておりました。
 広報の10月号だと18日以降に読んだ方に伝わらないからなのでしょうが、少しは触れてもよいような気もしますが−。

 ポスター掲示板にポスターも貼られ、選挙公報も届いて、市長選挙に関する話題が出る機会も多くなってきました。お問い合せのメールや電話をいただくことも多くなっています。
 迷っている方も、選挙公報等をしっかり見比べて、一人でも多くの方が棄権することなく投票所に行って頂きたいと思います。


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2009年10月15日

今度は辺野古!

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 台風で散ってしまうかと思った金木犀ですが、かなり長く秋の香りを漂わせています。2年ほど前に剪定してもらったというのに、どんどん伸びて、夏ミカンが日当たりを求めてフェンスの下に伸びてきました。また刈り込まなくてはいけませんね。

「連日、政治から目が離せない」
「今日は何が起こるか、興味が出てきた」
 そんな声を、周囲の人から聞くことが多くなりました。政権交代効果ですね。

 ずっと情報公開が求められていた、「日米間の密約」、「イラクにおける空軍の輸送活動の実態」なども明らかになろうとしています。
 また、岡田外相のアフガンへの電撃訪問で、イラクで海自が行っている給油活動の延長はなくなりそうな気配が濃厚です。社民党も民生支援の具体的な方法を提案するということですが、今日の報道では、アメリカ側も、給油を継続するかどうかは日本が決めること、という発表をしているそうですから、これからこの問題がどう動くか、これも目が離せません。

 目下、最大の日米間の懸案は、普天間基地の移転問題、ということになるのでしょうか。
 これに対しては、民主党はまだ明言していません。
 連日のように、メールで辺野古の埋め立て、移転に反対して座り込みを続けている現地から、辺野古通信が届きます。
 ジュゴンの棲息地である辺野古の海は、命を育む沖縄の宝、とその宝を守ろうとしているおばぁたちの言葉に、是非耳を傾けてほしいと思います。

 沖縄の基地問題は、実は私が議員になるきっかけになった出来事なのです。詳しくは、片山いく子Webの下記のページをご覧ください。

http://www.i-katayama.com/02jiden/02-10/index.html

 あれから10年以上の月日が流れました。
 成田飛行場建設に反対した成田闘争は、もう40年も前のことだったのだと、昨日、ブログを書いていて思ったのですが、あのときその反対運動をねじ切って空港建設を進めた政治の過ちを、ふたたび普天間で辺野古で犯してほしくないと、痛切に思います。

 


posted by ふくろう at 10:40| 埼玉 晴れ| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする