実は我が家でも!
発端はこの松葉杖です。
幼児期に股関節の手術をして以来、5センチ前後は短くなっている左足をかばいながら生きてすでに60年以上となる我が夫。中高年となる頃から、だんだんかばっている右の脚の痛みが生じ、左足の靴底を高くしたり、杖を使ったりする中で、福祉のお世話にもなってきました。
しかしこの夏、山歩きで今までにない激痛に襲われ、松葉杖をレンタルしてみたところ、長い距離歩いたりするには、優れものであることを発見。
障害者福祉課に、補装具として松葉杖の購入補助をしてもらえないのか相談したところ、「65歳以上は介護保険の対象となります」とのこと。
そのためには介護保険の申請が必要になります。
しかし、加齢による物忘れ等があることは否めないものの、脚の痛み以外には日常生活に不自由はありません。介護保険を申請しても、不認定となることは目に見えていますが、役所としては念のため認定審査を行う、ということになりました。
報道にあったように、65歳以上は機械的に障害者福祉から介護保険へ、ということになったために、経済的な負担が一気に大きくなる人たちがたくさんいます。それだけでなく、介護度によっては、それまで受けられていたヘルパー派遣などの日常生活支援の時間が削減されるケースもあります。
このような制度改正が行われたとき、お怒りの電話をたくさんいただきましたが、国が定めた制度であり、市が独自に65歳となってもそれまで障害者福祉制度の対象だった人はそのまま、というわけにもいかないのです。
そもそも介護保険制度というのは、加齢によって日常生活を自力で送れなくなった方を対象とするものであって、生まれつきあるいは若い時期の障害によって介助や補助が必要な人までこの制度にひっくるめようというのは、非常に乱暴であると云わざるを得ません。
これまで、様々な障害者団体から声があがっていますが、制度の再構築が求められています。
ということで、制度になんか負けないぞ! 地域の中で暮らしを造っていくんだ! と意気軒昂に、「わらじの会」が年1回開催している大バザー、37年目の今年は10月12日(日)午前11時から、武里団地の中央にある近隣公園で開催されます。
事前の準備からお手伝いいただけると、このイベントならではの醍醐味も味わえます。もちろん、販売する物品の提供も大歓迎です。
問い合わせ先は、地域活動支援センターパタパタ・電話は048-733-2743です。