2014年10月10日

埼玉県が立ち上げた障害者雇用促進モデル研究事業「チームぴかぴか」

 長ーい引きこもりのあと、秋田へのリハビリ旅行。そして、一昨日より活動開始です。

 一昨日の夜は、月1回のRJ(実践的対話)実践研究会の定例会でした。トーキングサークルの練習は、会を重ねる毎に課題が見えてきて、奧が深いことを感じています。
 11月は12日の水曜日、春日部市市民活動センター「ぽぽら春日部」で行われますので、関心のある方は是非、ご参加ください。

 昨日は、埼玉県庁に、標記の「チームぴかぴか」について視察研修のため伺いました。

 この取組について聞いたとき、「教育局が?」と疑問に思ったものです。お役所で障害者の雇用促進のための実習などを取り組んでいるケースの多くは、障害者雇用に関わる知事部局や市長部局が主体となっているのに、なぜ教育局が?
 
 説明を伺って、なるほど、納得です。
 県内の特別支援学校はすべて県立です。その高等部の生徒が卒業する際、約4割は一般就労を希望するとのこと。しかし現実には、そのうちの約74%(平成25年度卒業生の実績)しか一般就労を実現していないのです。
 一般就労できる卒業生をふやしたい、というのがねらいの一つです。

 この事業のもう一つの特徴は、実習などではなく、非常勤職員として雇用しているということです。
 それについては、県の教育局の障害者雇用率が1.76%で法定雇用率に届いていないので、その解消にもつながるとのねらいもあったというのが本音とのことですが、非常勤職員としての採用であるため、月に7万4880円の給料が得られるというのは、働く意欲につながり、就労へのモチベーションも高まるはずです。

 現在はモデル事業として、一般就労を目指して「働きながら学ぶ」という仕組みづくりを試みています。
 特別支援学校高等部の卒業生12名を直接雇用して、チームを編成しています。その一方で、雇用の職域拡大や雇用モデルの提案なども企業に行っているとのことです。

 実際に作業の様子を見せていただきました。

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 名刺をパソコンに入力してデータにする作業は、住所や名前などの普通よりもむずかしい漢字の理解が必要ですが、学校時代からパソコンに触れているというだけあって、確実に入力しているようでした。

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 宛名のシール貼りもていねいに曲がらないよう行っています。

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 コピーに裏紙を利用するため、不要になった面に印をつけ、印刷できる面を揃える作業です。省資源化に一役かっている仕事です。

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 廃棄する書類をシュレッダーにかけるのは、もっぱら彼の担当とのこと。書類からホチキスやクリップをはずすところから手がけていますが、徐々に作業のスピードが速くなっているそうです。

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 きれいに紙が折れるように工夫された小道具を使って、紙折りをしています。

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 いくつかの折りの工程を経て、できたのは爪楊枝入れです。「チームぴかぴか」のシールも貼って、来訪者へのお土産や、県庁の食堂で提供されているとのこと。

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 9時からの始業前の朝礼で、5か条の約束や基本的な挨拶について確認し、本人が自分の目標を書き出します。1日の作業の流れについては、朝礼時に指導員から指示するのではなく、自分で確認して作業につくようにしているとのことでした。

 支援としては臨床心理士や作業療法士などの専門家の連携もあり、また、県内の一般企業が障害者雇用のために設けている特例子会社との連携もあり、民間企業でのスキルアップ研修も行っているとのことです。

 すでに今年度は、12名のうち4名が一般就労に移行しているそうです。

 難点は、浦和まで通いきれる卒業生ではないとむずかしいことです。この研究事業を通じて蓄積したノウハウやポイントを「就労支援プログラム」としてとりまとめ、迎える企業側だけではなく、各特別支援学校への情報提供をする予定とのことです。それぞれの特別支援学校の所在地の自治体でこの取組みが拡がれば、もっともっと、一般就労を果たせる障害者が増えることだろうと思いました。
 それと共に、教育委員会だけでなく、各自治体の就労支援センターや生活支援センターなどと連携することによって、地域の学校を卒業した障害者にも一般就労の機会が広がるように思います。

 障害を持つ人と共に働くことによって互いの理解を深め、真の共生社会を実現したいという理念こそ、この事業の柱だと思いました。

 







posted by ふくろう at 17:52| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月08日

伝統的な建築物に圧倒された横手市増田の内蔵

 秋田の旅、2日目は、今回の旅の目的であった22歳で亡くなった友人の墓参のために、横手市に行きました。
 友人の実家は、お父上が亡くなって医院を廃業し、ご姉妹とも連絡がとれないまま、お墓がどこにあるのか見当もつかいないままになってしまっていました。

 ところが、ネットの力の威力で、菩提寺が分かりました。ご住職に連絡したところ、偶然にも彼女のすぐ下の妹さんの同級生だとのこと。
 横手までは、同期会に出席していた湯沢の友人が車で送ってくれたので、2時のご住職との約束の時間までは、随分ゆとりがあります。横手の見所は? と車で送ってくれた友人に尋ねたところ、「増田の内蔵は、今日は蔵の日≠ナ、多くの蔵を公開しているはず」とのこと。
 横手駅でレンタカーを借り、友人と二人で増田に向かいました。

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 秋田でも豪雪地帯の平鹿地方ならでは、大切なものを貯蔵する蔵を雪から護るため、蔵の上に鞘となる上屋で覆っているのが増田の内蔵の所以です。写真のように、上屋そのものが本建築なので、外観からはこの中に蔵があるとは思えないつくりになっています。

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 家の中に入って眼前に開ける蔵の扉です。

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 黒漆喰の美しさや、細工の素晴らしさに目を奪われます。

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 元々は、財貨や文書類、書画骨董、冠婚葬祭の衣装や什器類などの貴重品を保存するための文庫蔵として建てられたものが多いとのことでした。見事な刺繍の施された振り袖と貴重品であったろうシロクマの毛皮が残されています。

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 こちらは婚礼用の打ち掛けや什器類、そして七五三の衣装が展示されていました。

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 医院であったお宅の3階建ての上屋です。塀の前で記念撮影。
 明治時代になると、だんだん蔵を生活空間として利用する座敷蔵が増えてきたとのこと。

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 上のお宅の座敷蔵です。見事な空間です。

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 こちらの座敷蔵には、子供部屋として利用した一室があったようで、なつかしい木馬などがありました。

 江戸時代は雄物川支流の成瀬川と皆瀬川の合流点に立地し、寛永20(1643)年の開始と伝えられる増田の朝市は、現在に至るまで連綿と続いています。葉タバコや生糸は一時期秋田県内最大の産地となって、増田は物資の集散地としてたいへん賑わったとのこと。
 その後、明治時代になると、近くの吉乃鉱山の発掘も盛んになり、承認が共同で増田銀行(現在の北都銀行の前身)を創設させたり、増田水力電気会社(発電)や増田製陶会社(陶器)、長坂商店(味噌醤油)などの会社も設立され、商業活動は加速度的に活発になったとのことです。
 その商業活動の舞台となった七日町商店街通り(中七日通り)を中心に建てられている蔵を中心に、現在、この界隈は国によって、伝統的建造物群に指定されています。

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 しかし、どこかなつかしい堀。

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 現在も住み続けられている蔵の町は、人間味のある温かな蔵の町でした。







posted by ふくろう at 17:17| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月07日

50年近い時が一気に縮まった思い!

 多分、7年ぶりくらいの帰省でした。今回は、親友とのスケジュールを優先したため、姉とは到着後の昼食を共にしたあとは、全くの旅人気分。

 ホテルのチェックインを済ませたあとは、同期会まで間があったので、二人で青春の思いでの詰まった千秋公園の散策を。
 駅前で育った友人は、この公園が子どもの頃の遊び場だったとか。片や私はとは言えば、小学校に入学する前、そのころ住んでいた家から、当時走っていた路面電車で、父と一緒にこの公園に。父が児童館と動物園の仕事に携わっている間、動物園で過ごしたり、児童館で本を読んだり−。やっぱり遊び場だった公園です。

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 いつの間にか復元されていた御隅櫓の2階からの光景です。右手奧に、太平山が見え、その手前に手形丘陵が続きます。その丘陵の左手にかすかに、我が母校・秋田高校が見え、右手の円形の鉱山博物館の手前に秋田大学が見えます。しかし、当時と違って家並みや中高層の建物が続いていて、隔世の感があります。
 崖の上を縫うように続く歩道のベンチに、通学鞄を間に置き、二人並んで夕焼けを眺める、お決まりのデートスポットは今はいずこ、という感じです。

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 チラホラと、紅葉が見えました。あと暫くで見頃になることでしょう。




posted by ふくろう at 14:55| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月03日

引きこもっていたこの20日あまりー

 9月の中旬より、外出は必要最低限にして、ほとんど自宅に籠もっていました。
 いろいろな集会等にも心動かされつつ、どれかを選択して参加することもむずかしく、今は一切目をつぶってと−。

 その間の伴侶がこの3点セットです。

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 スチームクリーマー、メラミンスポンジ、そしてスプレー容器の中身は買ったまま使うことが無かった「炭酸ソーダ+牡蠣の殻などのキトサン+α」のお掃除革命というすぐれもの。

 そうなんです。議会では、春日部市は公共施設のメンテナンスをしていないから、老朽化が早いと指摘しながら、自分の家はほったらかしー。大工さんに「もう少し早ければ−」と言われましたが、ただただ申し訳ない、長寿命化の対策をとってもらい、ついでに、老後の生活のために手入れを楽な形に改修してもらうことにしました。

 これが大変。工事をする場所のさまざまな家具や荷物を動かし、断舎利! その合間に汚れたところの大掃除の毎日。そのとき活躍してくれたのが、この3点セットなのです。
 これからは、時間がない、という言い訳はできないので、はい、掃除をします。

 そして断舎利。老人二人にしては多すぎる道具たち。しかし、4人の子どもたちが家族を連れて集まると、今でさえ総勢13人なのに、これからも増殖する可能性あり。大きな鍋も食器類も寝具もー。
 でもそうしてみんなが集まってくれるのも幸せなことと、せいぜい居心地よく暮らすようにしたいと思っています。
posted by ふくろう at 17:05| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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