ホテルのチェックインを済ませたあとは、同期会まで間があったので、二人で青春の思いでの詰まった千秋公園の散策を。
駅前で育った友人は、この公園が子どもの頃の遊び場だったとか。片や私はとは言えば、小学校に入学する前、そのころ住んでいた家から、当時走っていた路面電車で、父と一緒にこの公園に。父が児童館と動物園の仕事に携わっている間、動物園で過ごしたり、児童館で本を読んだり−。やっぱり遊び場だった公園です。
いつの間にか復元されていた御隅櫓の2階からの光景です。右手奧に、太平山が見え、その手前に手形丘陵が続きます。その丘陵の左手にかすかに、我が母校・秋田高校が見え、右手の円形の鉱山博物館の手前に秋田大学が見えます。しかし、当時と違って家並みや中高層の建物が続いていて、隔世の感があります。
崖の上を縫うように続く歩道のベンチに、通学鞄を間に置き、二人並んで夕焼けを眺める、お決まりのデートスポットは今はいずこ、という感じです。
チラホラと、紅葉が見えました。あと暫くで見頃になることでしょう。