紅葉の名所、などに出かけなくても、街の中を自転車で走っているだけで、あちこちで赤や黄色に色づいた木々が目に飛び込んできます。
病葉が目立ち、紅葉する前にだいぶ散ってしまった市役所通りの桜並木だって、赤く輝いてます。
団地の欅通りも、気のせいか今年は黄色が鮮やかに見えますが、晩秋を感じさせてくれます。
公園では、いろんな色があってもいいでしょう、と木々が青空に向かって胸を張っているようです。
なぜか今年は満天星の赤がいつもより鮮やかに見えます。
そして鈴なりの柿の木では、鵯たちが恩恵に与って−。
美しい日本の秋です。
この美しい景色をいつまでも愛でることができますように。
そんな秋に木枯らしを吹かせるような、「解散・総選挙」のニュース。何のための解散? という質問に対して「消費税の10%への引き上げを延期することについて国民の信を問う」との答え。???
GDPが予想を遙かに超えたマイナス1.6%でしかなかったことが、国民の答えではいけないのですか?
決められた収入の中で、しかも実質賃金は減っている現実の中で、消費税が8%になったら財布の紐が固くなるのは当たり前です。景気が良くなっていると感じる人は少数派で、厳しくなっていると感じている人が圧倒的に多数だから、国民の消費動向が60%以上影響を及ぼすというGDPが下がり続けているのでしょう。その事実こそ、国民の多数が消費税10%への引き上げにNOを突きつけている証拠で、しかも10%への引き上げは成GDPが目標を達成したら、という条件つきであったのですから、何を今さら国民の信を問うというのでしょう。
選挙となったら、今こそ意思表示をしたいものです。消費行動という私たちの暮らしそのものが、消費税率の引き上げにストップをかける力になったように、一票一票の積み重ねが私たちの思いを政治につなげていけることを信じて。