会場は100人に迫る参加者の熱気であふれていました。
日本社会事業大学の山下英三郎名誉教授が理事長をされている「修復的対話フォーラム」は、主として子どもたちのいじめ問題について、対話による関係修復によって解決する実践をされています。
山田由紀子弁護士が理事長をされている「被害者加害者対話の会運営センター」は、名称から分かるように、非行や犯罪といった問題へのアプローチをされています。
そして私の所属している「高齢者虐待予防を未然に防ぐRJ実践研究会」は、高齢者に関わる人間関係のトラブル解決をはかろうとしています。
山下先生が冒頭で話されていましたが、このように「修復的対話」という方法は年齢に関係なく、幅広い人間関係のトラブル解決に役立つ可能性があり、そのことによって、だれもが排除されることのない地域をつくっていくことにつながる可能性があると考えられます。
トラブルを抱えてしまった人間関係の修復というのはハードルが高いのですが、人間関係の再構築、と考えると、アプローチの仕方はハードルが下がるような気もします。
午後は、三つのテーマごとに分かれてのコンファレンスやロールプレーなどが行われました。私の高齢者虐待チームでは、今まで体験したロールプレイが行われましたが、参加者が異なることで、またちがった展開があり、奧の深さを感じました。
まだまだ実践に至るスキルは身についていないので、これからも研鑽していきたいと、改めて感じました。