2015年03月25日

いつまで、責任の所在が明らかにされないままなのか、福島第一原発事故

 昨日は「福島原発告訴団」の、「がんばれ! 東京第五検察審査会」行動と、それに引き続いて行われた院内集会に参加しました。
 この二つについては「告訴団」のブログに詳細が報告されています。
 また、この告訴に伴って提出されている上申書についても、このブログにアップされていますので、是非、ご覧ください。
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/

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 院内集会には、参議院議員会館に250名を越す人たちが集まりました。
 大震災が起こる9年も前の2002年に、電事連が「津波に関するプラント概略影響評価」という報告書の中で、大地震の際には福島第一原発は10mを超える津波に襲われるとしていたのに、対策には巨費を要するとして対策を先送りしていたのに、ひとたび事故が起こったとたん、「想定外」だから仕方が無かったとして頬被りすることを、いつまで赦しておくのでしょう。
 これは、再稼働を進めようとしている川内原発の安全性でも、地震学者の「この地域は過去に数十メートルの津波に襲われている」という指摘に対して、「津波の高さをどのように想定するのかは、選択の問題」と言い切る再稼働推進派の態度に通じるものがあると思います。
 このような感覚で、原子力発電という極めて危険な事業を進めることに怖さを覚えます。

 原発事故の被害者の方々に、未だに不条理な暮らしを押しつけながら誰も責任をとらず、誰も裁かれない、こういうことがいつまで赦されるのでしょう。
 過ちを犯したら償いをする、その当たり前のことができない大人が、子供たちに「道徳教育を」という資格があるのかと思ってしまいます。


posted by ふくろう at 20:40| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月16日

近間で小さな旅

 一昨日の土曜日、生活ホームで暮らすYさんと、与野本町まで出かけました。社団法人日本社会連帯機構北関東地方委員会主催の「社会連帯〜絆〜を考える集い」でわらじの会藤崎稔会長が講演するというので、Yさんと一緒に聞きに行ったのです。

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 壇上の藤崎会長と、内藤さん。実は第二部はフランスで大ヒットしたという、全身不随となった大富豪と介護には不釣り合いと思われる黒人青年の介護士との間に生まれた友情という、実話をもとにした映画「最強の二人」の上映、そのポスターをもじってわらじの会の手練れが作った藤崎さん、内藤さんコンビの「最低の二人」の図です。
 「さあ、人生に繰り出そう」という文字が「西川口に繰り出そう」となっているのにお気づきでしょうか。
 藤崎さんの話しの中に、「なぜ、西川口が好きなのか。それは銀行と郵便局と風俗だけが、自分を障害者として扱わないからだ」という一言があり、そうなんだろうな、と共感。
 時たま介助者が約束を忘れたのに連絡がつかず、一晩座ったまま夜を過ごしてしまうことがあっても、トイレが間に合わないコールをface bookに投稿しても、今行く、というコメントが4時間も5時間も後だったりすることも(なぜ電話でなくface bookなのかという疑問を探りたいものですが)、すべて含めて一人暮らしの醍醐味、という藤崎さんの話しを、会場の皆さんはどんな思いで聞いたのか、興味があります。
 会場を出る前にトイレに寄ったときのこと、前に並んでいたご婦人が、Yさんに「お先にどうぞ」と進めてくださいました。「大丈夫ですから結構です」とお断りしたことに対して「私は我慢できるから」という言葉が返ってきて、素直に受け容れることができず、「大丈夫です」と強めに言い返してしまった私。未熟者でしょうか。
 帰りの電車の中でも、席を譲って下さろうとした方に、「大丈夫ですよ」と言ってしまいましたが−。

 さて、行きは大宮で他の仲間と合流して、さて与野本町で昼食をとろうとバリアフリーの店を探していたところ、◯◯食堂の暖簾を発見。「何だか良さげな雰囲気!」と恐る恐る引き戸を開けると、そこにどっかりと車椅子で陣取っているのは藤崎さんではありませんか。
 狭い店内はたちまちわらじの会の貸し切り状態となりました。
 店主もお運びさんもご高齢のご夫婦のようで、お品書きがまた面白い。私は「上ラーメン」というのに興味が惹かれてそれにしました。「マカロ定食」というものがあって、二人が注文。「上ラーメン」は、醬油ラーメンの上に炒めた野菜がたっぷり乗っているもの。たんめんとは異なり、野菜炒め支那蕎麦てきな優しい味でした。
 マカロはボークチャップもしくはポークソテー的な料理でした。
 心から料理を愛していると思われる御店主は、なんとこの道60年とのこと。
 何だかとっても得した気分のお昼でした。

 帰り道にはYさんといろんな駆け引きがあっての珍道中。仲間にも新たな発見があって、ちょっとした小旅行気分の一日となりました。

 
posted by ふくろう at 17:49| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月09日

地域からだれも排除しないための「修復的対話」

 7日(土)、8日(日)の両日は、各地で行われたさまざまな集会に目をつぶって、「修復的対話」の基礎研修に参加しました。

 「地域から誰も排除しない」、「コミュニティメンバーなど、関与する全ての人が参加する」、「異なる立場のそれぞれを尊重する」、「包括的で協力的な手続きをとる」という哲学に基づくこの対話、埼玉県立大学の梅崎梵謳カは、「高齢者虐待を未然に防ぐRJ実践研究会」として活動していますが、今回は「地域から誰も排除しない」という観点から、「司法における修復的対話」の基礎を上智大学の伊藤藤江先生から、「アルコール問題を持つ人と家族の理解」について、WITH医療福祉実践研究所代表の佐原まち子先生から、「精神障害・発達障害・精神疾患をもつ人の理解」について、県立大学の佐藤晋爾先生から、それぞれご講義いただきました。
 加えて、葛藤解決のためのサークルや、トーキングサークルなどの演習と盛りだくさんで、濃い内容の2日間となりました。

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 アルコール問題について講義してくださっている佐原先生です。
 アルコール関連問題についてのたくさんの気付きを得ましたが、冒頭、
・禁酒となっているイスラム圏
・国が製造・販売をコントロールしている北欧・ロシアなど
・社会規制を含む総合的な予防対策をとっている多くの先進諸国
 に対して日本は、経済優先で飲酒を進めている国である、という指摘は目からウロコでした。確かに、テレビコマーシャルでは、これでもか、というほどお酒をおいしそうに飲むタレントさんの姿が流れています。
 嗜好品、飲むのも飲まないのも本人の選択、と思っていますが、どこか違うのではないかと考えさせられました。

 精神障害を理解するための佐藤先生のお話しも、日ごろから関わりのある、精神的な病・障害を抱えている人たちのことを思い浮かべながら、納得のいくお話でした。

 そして、さまざまな方々と実習した、とくにトーキングサークルでは、お互いを尊重しながら対話をすることで拡がる共感の輪を何度も感じ、これからの活動に生かしていけたらと思いました。
posted by ふくろう at 20:13| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月04日

勁くて、弱くて、優しくて−、残酷な子どもたち

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 冷たい雨の昨日、ここのところ、ずっしりと重く沈んでいた心を抱えていたので、気分転換のために、たくさんたまっていた夏ミカンの皮でピールをつくりました。
 湯がいているうちに、煮詰めているうちに、ミカンの芳香が家の中いっぱいに漂って、重い心をいやしてくれました。

 川崎市の13歳で命を奪われた少年のお母さんのコメントが心に刺さります。優しかった少年は、歯を食いしばってもお母さんに迷惑をかけたくないと、一人でこらえていたのでしょうか。
 誰か一人でも、助けの手を差し伸べる大人がいなかったのか、残念に思います。
 そして、取り返しがつかないことをしてしまったと、悔いを口にしている少年にもー。

 私の知っている若者は、こんな環境の中でどうしたらこんなにしっかりした考えを持てるんだろう、と感心するほどでした。その一方で、「大丈夫? 無理していない? 大変なときは助けを求めてもいいんだよ」と心の中でつぶやいていました。
 周囲の人たちの支えもあり、自立に向かって進んでいったその先で、どうやらつまづきがあったようです。今、それまで彼を支えてきた人たちの手の届かないところに行きそうなのです。

 やるせない思いの中で、どの子も一人ひとりの大切な命、生きるということをまっとうできにくい社会って−、と自問自答しながら、無力さを噛みしめながら、ミカンの香りにいやされて、もっと噛みしめていこうと思っています。
posted by ふくろう at 18:11| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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