2015年09月11日

備えあれば憂いなしというけれどー

 一昨日からの大雨、昨日の未明からは屋根に叩きつける雨音で目が覚めて、眠れぬままぼんやりとテレビをつけて情報を見ていました。
 「大変なことになりそう!」

 50年に一度ともいわれる豪雨は、それこそ大変な被害を巻き起こしています。被害に遭われた方々には心からお悔やみ申し上げるとともに、今なお北上して大雨を降らし続けている「線状降水帯」による新たな被害が起こらないよう、祈るばかりです。

 昨日は、朝、団地に住むYさんの介助に行くことになっていました。一昨日の夜、いつも通る道の状況はどうか、見てみました。もう安之堀川はあふれんばかりになっていて、その上の夜半からの雨では、冠水しているだろうと思ったところ、未明にあふれたようです。

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 これでは自転車で通るのはむずかしいので、団地の中を通って行くことにしました。
 ところが−。

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 保育所と近隣公園の間の道路は、このように完全に川状態です。タイヤが側溝などにとられるのが怖いので、自転車を降りて押して歩きました。そうだった、長男がまだ幼かったとき、保育所帰りに長男を乗せてこうして押して歩いたことがあったっけ、と思いだしながらですから、40年ぶりのことでしょうか。
 団地のあちこちも、川になった道路や沼? と思う光景が広がっています。

 Yさん宅にたどりついたものの、これではYさんが車椅子移動で、今日の活動場所まで行くことはできません。ところが、天候の悪いときには車での送迎を頼むくらしセンターは、通所者も職員もセンターまで来れないため休みとなったとのこと。
 Yさんの日中介助を確保しなければ−。幸いなことに泊まりに入っていたのが元法人職員のNさんだったので、ふたりで片っ端から歩いてこれる範囲の介助スタッフに連絡をとりました。昼間で私が延長し、午後から介助に入ってくれる人を確保して、一件落着となりました。
 24時間介助が必要なYさんは、年に数回、介助に関わっている人が集まって交流会を行い、情報交換しています。こういういざというときには、やっぱり顔の見える関係ができていることが頼みになると実感しました。

 帰りは、結局、安之堀川沿いを通っても状況は変わらないと思って向かったところ−。

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 安之堀が合流する新方川は、もう堤防の縁すれすれ、というほどの水位です。これ以上、上流からの水かさが増さないといいのですが。

 というわけで、被害はなかったわが家ですが、テレビや新聞で、せんげん台駅前の冠水と電車の運行中止が報道されたせいか、「大丈夫なの?」安否確認の電話やメールが続きました。せんげん台付近の水は昨日の夕方には引いたようですが、新方川の下流では川があふれて浸水被害が起こっているようです。
 今朝も時折ヘリコプターが飛んできて、上空から状況確認をしているのでしょうか。

 水浸しになった街を歩いていると、ちょっとした高低差が水の流れをつくっていることが分かります。特に、マンションなどの玄関前のスロープや階段から途切れることなく流れ落ち、側溝で受け止めきれず道路に落ち、その道路から広い道路に流れこんでその側溝も受け止めきれない、という光景をあちこちで見ました。
 防災というけれど、こうした都市部の内水の現状を加味した、まちづくりも考えていかなければ、と思いました。


posted by ふくろう at 14:47| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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