と言われても、どんな本があったのか記憶はほとんどありません。思い出したのが、平凡社の「月刊太陽」のバックナンバーが揃っていたはず、ということ。「だいぶ傷んでるかも知れない」とのことでしたが、読めるものだけでももう一度読んでみたいと頼みました。
揃っていたのは1966年の創刊号から、1981年の227まで、休刊になるまで400号以上出ていたはずですが、最後の年号を見ると、父が退職し、気力もなくなって購読をやめたように思われます。
テーブルに並べて、ちょっと後悔。これだけの雑誌をどこに並べればいいの!
昨年の第一次断舎利で書類を片付け、孫たちのおもちゃ置き場になったいたところを片付けると、なんとか収まりました。
興味・関心のある方、いつでもいらしてください。「カフェ太陽」でお待ちします。
もう一つ。愛蔵版の漱石全集もあったら、と言ったところ一緒に送ってくれました。漱石全集が出るたびに買い求めていた父が、最後に購入したもののはずで、1965年発行とありました。さすがに昔の本作りはていねいで(もっとも愛蔵版と銘打っているのですから当然ですが)、表紙もセロファンで包み、箱もセロファンで包んでいるため、50年の年月を感じさせないほどきれいです。
昨年たたんだ会社の書類を整理し、唯一のガラス戸付きの本箱に収めました。ついでに、両親と働く母の代わりに面倒をみてくれた祖母の遺影も本の前に置いて、なんだか実家で過ごした日々が甦ってきました。