写真は、11月17日にお披露目となった、新市の象徴、「市の花」、「市の木」、「市の鳥」のうち、「市の鳥」となった「ユリカモメ」(個人的には都鳥と言ってほしいのですがー)をモチーフにした彫刻「大空」です。
上の写真は、市役所まえ のケヤキの紅葉をバックに。
下の写真で制作者の意図が伝わるでしょうか。ユリカモメに守られて青空を羽ばたく少女象です。大空に舞い上がる少女は,希望に満ちた明るい未来を象徴し、ユリカモメは少女が何も疑うことなく大空を羽ばたくことができる安心感の象徴、「子育て日本一」をめざす春日部市にふさわしいものをと、「本当はブロンズなのだけれど、時と共に黒ずんでくるので、金メッキにしました」とは、制作者の加藤豊先生のお話でした。
40数年前の気持ちに戻って、もう一度羽ばたけるでしょうか。
さて、1週間、ブログに向かえなかったのは、自分の発言の反応に戸惑い、気持ちの整理がつかなかったからです。
19日、病院運営委員会が開かれました。
いつものように、その前日、事前の勉強会がありました。以前は、この勉強会の発言は整理されて病院運営委員会の席上で配布されていたのですが、前回は,運営委員会の開催される午前中に開かれた、ということから、発言の要約はありませんでした。
今回は、確か、まとめは運営委員会に出されるのですね、と確認したはずですが−。
配布された資料は、前日に運営委員会で配布してほしいと要求した、委託契約先のリストと、病院が地方公営企業法の全部適用になって以降の経営状況のみでした。
事前勉強会は、以前に要点をまとめたものが配布されていたことから、秘密会ではないと思いますが、さりとて、正式な会議としては位置づけられていません。そこで、どこまでその内容を書いていいのかどうか迷いながらですがー,自分の発言だけは責任が持てるので、ふれたいと思います。
最後に、現在病院が作成している「市立病院改革プラン」について、まとまった段階で「第三者の検討を加えることが望ましい」とされている、そこで、第三者として、病院運営委員会にお願いしたい旨の申し出がありました。
私としては、第三者というのは、病院運営委員会というよりもむしろ、市立病院の関係者以外の方で、たとえば病院経営の経験のある方や、医療事情に詳しい方、あるいは企業の経営者など、幅広い方でなければならいのではないか、という,旨の発言をしました。
そこで、明日の病院運営委員会で他の委員さんのご意見も伺う、ということになったと思っていたのです。
私の一方的な勘違いだったのでしょうか。
さて、19日の運営委員会で,提案された検討事項が終わり、事務部から「改革プラン」について諮問したい旨の報告がありました。
それで終わろうとしたので、挙手をして、「昨日の事前の勉強会では、本日の運営委員会でそれでいいのかどうか諮るとしていたはずでは」と発言したのですが、これがルール違反だったのだそうです。
それは
@「病院運営委員会はその任を果たせない」と考えることに通じ、自己否定になるし、第一他の委員に失礼。
A病院運営委員会は市長の諮問に答える責がある。
という理由からのようです。
私は、現在瀬戸際に立たされている市立病院の経営健全をはかるための「改革プラン」を、既存の病院運営委員会の諮問だけでよいとする姿勢が気になっています。
アドバイスとして、「運営委員会も検討するけれど、それ以外にもアドバイスをいただくつもりはあるのか」という質問の仕方をすべきだった、という指摘もいただきました。
しかし、病院運営委員会というのは、1日出席すると6700円の日当が出るのです。そのことを考えると、運営委員会でも審議され、さらに他の識者の意見を伺うことは,経費の無駄につながるように思えます。
病院運営委員として、それなりに勉強してきたつもりですが、やはり「素人に何が分かる」という空気の中で限界を感じています。
議会選出の運営委員は、あくまでも市民の代表として出席していると思っているので、患者さんの立場、病院の経営を支える納税者の立場で発言していいはずと思いながら、では、いつどこで何を話せばよいのか、疑問がわいています。
まだまだ気持ちの整理はついていませんが、失敗を重ねながら、成長していくしかないのでしょうか。