少し前までは、二階のベランダから見えていたのに、今はもう、建物に遮られ、半分しか見えませんね。
何だか湾岸戦争のときのスカッドミサイル攻撃のテレビ映像みたいだ、と思いながら、そうだ、今頃越谷の仲間は灯籠流しをしているんだろうな、と。
本日は、76回目のぴーす うぉーくでした。8月は広島・長崎の原爆忌。今回のチラシはやはり、核問題をテーマにしました。
A6版の小さなチラシなので、いつも内容をいかに絞り込むかに苦労します。
以下は、チラシの文面です。
全ての国の核兵器廃絶を!
●世界に2万発以上ある核兵器
64年前の8月に、広島・長崎で20万人以上もの命を奪ったのはたった2発の原子爆弾でしたが、今、世界中にはなんと8カ国で2万3千発もの核弾頭が保有されていると言われています(ストックホルム国際平和研究所年鑑による)。
アメリカのオバマ大統領は「核のない世界」を目指すとして、核兵器の大幅削減についてロシアのメドベージェフ大統領と合意しました。
●核兵器の独占をめざすアメリカ
このニュースは、核廃絶に向けた第一歩とも取れますが、一方でオバマ大統領は「核兵器が存在する限り、わが国はいかなる敵であろうと核抑止を行ない、核備蓄を維持する」とも言っており、大国による核兵器の独占的保有を前提としています。
ましてやアメリカは、原爆投下によって戦争で核兵器を使用した唯一の国である上に、今もアフガンやイラクで「小型核兵器」とも呼ばれる劣化ウラン弾を使用しています。
アメリカとロシアで世界の核兵器の大半を保有しながら、一方で他国に核兵器の廃棄を求めるアメリカの姿勢に、核兵器の廃絶をどこまで本気で考えているのか大いに疑問が残ります。
●日本は核廃絶に向けた努力を
唯一の被爆国・日本は、「核兵器は持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則を国是としてきました。しかし、日本政府は核兵器を搭載した米軍艦船の日本への寄港を黙認する密約をアメリカと交わしていたことが明らかになりました。そして未だにその密約の存在を認めようとはしません。
核兵器との共存する平和はありません。
日本は核兵器の恐ろしさを体験した唯一の被爆国だからこそ核兵器廃絶に向けてあらゆる努力をしていくべきではないでしょうか。
ところが、このチラシを作ったあとに、麻生首相が韓国の要人との会談で、北朝鮮が核武装するのなら、日本も核武装についての議論が起こるだろう、という趣旨の発言をしたとの報道がありました。
しかし例によって、これも単発の報道で、後追いはありません。
民主党の「核を持ち込ませずは非現実的だから非核2原則にしては」という発言しかりー。
そんな折り、いつも平和問題で的確な発言をし、平和運動をリードしてくれる池田香代子さん(世界がもし100人の村だったらの訳者)から、驚くようなメールが届きました。
知人の弁護士さんからの緊急メールとのことです。
以下、貼り付けます。
お忙しいでしょうが、4分ちょっと時間をとって下記のビデオを是非、見てください。
http://www.youtube.com/watch?v=itFI87hixy0
<以下はビデオの補足説明>
ピースデポのメンバーが撮影した「憂慮する科学者同盟」(UCS)のグレゴリー・カラキーさんのメッセージのビデオです。
グレゴリーさんは、オバマ大統領の科学特別顧問のジョン・ホールドレンに近い学者です。
ビデオ中の核態勢見直(NPR)というのは、アメリカの核戦略の基本的なガイドラインであり、グレゴリーさんの話ですと、アメリカ政府はNPRに法的に縛られるということです。つまり、オバマ演説もNPRが良くないと先へ進まないということになります。 企画したピースデポ中村さん談:核兵器廃絶にとって、「この秋までが勝負!」という重要なメッセージをより多くの人に伝えたいと思ってビデオを作成しました。グレゴリーさんご本人の許可を得てYouTubeにアップしました。他のMLや各団体のウェブなどにどんどんアップしてください。
http://www.youtube.com/watch?v=itFI87hixy0
ある方が要約しインタビューの内容は以下のとおりです。
「米国は外交政策の基本として『核態勢見直し(NPR)』に入っており、重要な局面を迎えている。米国は9月から10月に新しい核政策を決定しようとしているが、米政府部内、国務省、国防総省、国家安全保障会議のメンバー、特にアジア専門家の間に、オバマ氏の構想に反対の人たちがいる。その理由は、日本政府の『懸念』で、日本の外務省、防衛省など安保外交政策を担当する官僚が、『米政府は核政策を転換しないように』と訴えている。人類史上初めて核兵器の攻撃を受けた国の政府が核政策の転換に反対するのは皮肉であり悲劇だ。日本国民はオバマ氏の核廃絶ビジョンを支持する声を上げて欲しい」
以上で引用は終わりです。
池田香代子さんのブログには、日本政府は国連で核軍縮のために努力している、としてきた日本が、実は1年間に15、6本は出される核軍縮のための決議の中で、核兵器の使用は不法行為とする決議など、直接的、より実効性の高い決議に対しては棄権している、という調査結果も示されています。
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/
被爆国日本だからこそ、核軍縮の先頭に立ってほしいという国民の願い、そして国連での役割を果たしてくれているという信頼を裏切るこれらの現実を、是非国会の場で明らかにしてほしいものです。



