またまた、輸入再開を決めてから、あわてて査察団を送ったものの、50カ所はあるとされる処理業者のうち、11カ所しか査察しなかったこと、しかも、1カ所8時間の予定が、滞在時間1時間、という例もあったことが明らかにされました。
さらに、12月に輸入された牛肉のほとんどは、査察を受けていない処理施設のものや、業者を公表していないものだったという事実もわかり、ワイドショーでコメンテイターが怒りまくっています。
昨日に引き続き、私も怒り心頭に達しているのですが…。
このあたりの情報は、以前にもご紹介した「きっこの日記」(http://www3.diary.ne.jp/user/338790/)に詳しいので、関心のある方はご覧ください。
昨日の「ニュース23」で、狂牛病でたくさんの犠牲を出してしまったイギリスでは、20ヶ月未満の若い牛であっても、全て、危険部位を除くと紹介されていました。若いからといって、安全だという保証はないからだそうです。
対するアメリカは、30ヶ月未満の牛は安全、としていますが、どちらがより、国民の命を守るために賢明が措置であるのか、これは子どもにもわかる理屈だと思います。
ところで、このような政府の嘘やごまかしは、最近、委員会質疑などよりも、質問趣意書で明らかにされることが多くなっています。
質問趣意書というのは、議員が個人で質問を文書で提出し、文書回答を求める、というもので、無所属の議員でも質問できる制度です。
ところが、この質問趣意書の数が多くなってきたからと、制限する動きが出ているとの報道がありました。
国民の生活を守るために、十分な調査や論議が求められている国会という場で、このような言論統制が行われるのは、とても怖いことです。



