2006年02月01日

ますます、言論の自由が束縛されそう!

 昨日、アメリカからの牛肉輸入再開にまつわる、許せない嘘のことについて取り上げたばかりなのに…。
 またまた、輸入再開を決めてから、あわてて査察団を送ったものの、50カ所はあるとされる処理業者のうち、11カ所しか査察しなかったこと、しかも、1カ所8時間の予定が、滞在時間1時間、という例もあったことが明らかにされました。
 さらに、12月に輸入された牛肉のほとんどは、査察を受けていない処理施設のものや、業者を公表していないものだったという事実もわかり、ワイドショーでコメンテイターが怒りまくっています。
 昨日に引き続き、私も怒り心頭に達しているのですが…。
 このあたりの情報は、以前にもご紹介した「きっこの日記」(http://www3.diary.ne.jp/user/338790/)に詳しいので、関心のある方はご覧ください。

 昨日の「ニュース23」で、狂牛病でたくさんの犠牲を出してしまったイギリスでは、20ヶ月未満の若い牛であっても、全て、危険部位を除くと紹介されていました。若いからといって、安全だという保証はないからだそうです。
 対するアメリカは、30ヶ月未満の牛は安全、としていますが、どちらがより、国民の命を守るために賢明が措置であるのか、これは子どもにもわかる理屈だと思います。

 ところで、このような政府の嘘やごまかしは、最近、委員会質疑などよりも、質問趣意書で明らかにされることが多くなっています。
 質問趣意書というのは、議員が個人で質問を文書で提出し、文書回答を求める、というもので、無所属の議員でも質問できる制度です。
 ところが、この質問趣意書の数が多くなってきたからと、制限する動きが出ているとの報道がありました。
 国民の生活を守るために、十分な調査や論議が求められている国会という場で、このような言論統制が行われるのは、とても怖いことです。
posted by ふくろう at 17:28| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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