それでも昨日、春日部市でがんばっている劇団「かざぐるま」の公演を見にいきました。
正直言って、アマチュア(といってしまってごめんなさい「かざぐるま」さん)の芝居は苦手です。結構芝居にはまる人がいて、公演のご案内をいただくのですが、中には椅子に座っているのが苦痛、ということもあるので−。
何でかな、と考えてみたら、割と芝居好きの人は自己表現にこだわっていることが多いように思います。
そう思うと、自分の発言、街頭演説なども反省しきり、ということになるのですが−。
ただ「かざぐるま」さんについては、その昔、音響効果の一部として、私の所属していた和太鼓グループが協力させていただいたこともあり、そのころから「市民劇団」としての存在に注目していました。
音楽系の市民グループとちがって、劇団となると、年一回の公演を持続するのに、さぞかし大きなエネルギーが必要なことでしょう。人の輪、運営資金−。
それを30年以上続けていらっしゃるのは、とてもすごいことです。
それでもきっと、脚本に心が動かなかったら、今年は「ゴメン」だったかも知れません。以前だったら、知り合いの公演には義理でも行ったのですが、年々、残された時間を大切に使うために、心動かない場に義理で顔を出すのはやめよう、と決めています。
しかしちょっとためらっている気持ちを、前日の公演をみた知人さんのブログに後押ししてくれました。「絶対に行こう」
期待に違わず、3人だけで一幕2時間20分、休憩無しの長丁場を演じきったお芝居の脚本の良質さ、そしてこの脚本をネットで見つけて,絶対にこれを、と感じ取った団員さんの感性と演出の素敵さが、2時間20分という時間の長さを感じさせない舞台となって展開しました。
内容は、きっと私が駄文で書いてしまうと陳腐になってしまうことでしょう。芝居だから描ける世界なのです。
でもちょっとだけ、私自身は、主人公の一人の優香に思いを寄せていました。あんなに素敵で魅力的な彼女が、「自分に自信が持てなかった」と独白したとき、ハッとしました。もう娘の姿に重ね合わせてしまう年代です。
圭太に合って、自分がかわいく思えるようになった優香のように、伴侶を得た二人の娘には、そんな結婚生活を送ってほしいもんだと思ってしまうのです。
そんな二人に、大事なことを伝えきれないまま、ある日突然別れが訪れたらー。
いつか、ではなく、明日ではなく、伝えたいことは今−。
もう生涯時計も後半、そんなに残りが多くなくなってきた私も、そうですね。
会場は、若い人の姿が目立って、うれしく思いました。春日部市にも(市外の方もいらしたかも知れませんが)、こんなに素敵な若者たちがいるんだ、と感じられました。
「かざぐるま」さんは、団員が8人になってしまったとか。厳しい運営を迫られていることと思いますが、がんばってください。春日部市に、こんな素敵な市民劇団があることは素晴らしいことです。



