2010年07月14日

多分、と思っていましたが、やっぱり敗訴したハッ場ダム住民訴訟

 本日、埼玉地裁で八ッ場ダム建設費を埼玉県が負担するのは、違法だとして支出差し止めを求めていた住民訴訟に対する判決がありました。
 2004年から6年かかった裁判、裁判長のていねいな進め方に、ほんの少しの期待がありましたが、やはり敗訴、です。
 これで、1都5県で行われた住民訴訟のうち、1都4県で、住民敗訴の判決が出されました。

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 悔しさのにじむ表情の、原告団の皆さんです。

 おりしも、本日の朝日新聞の朝刊では、「ダム頼みの治水見直し」の見出しが躍りました。国土交通省の有識者会議の提言です。
 しかし、今後、有識者会議のあげた25にものぼる新たな治水対策の検討がどうなるのか、先行きにはかなり不安な者もあります。
 それについては「八ッ場あしたの会」のWebの以下のページに提言が掲載されています。
http://yamba-net.org/modules/page/index.php?content_id=3

 今日、裁判長は、判決を言い渡したあと、判決に至った経緯をていねいに読み上げました。
 その中で、「原告の八ッ場ダムの利水効果、治水効果に対する考えは1つの評価としてはあり得るとしても、ただちに不合理とまでいうことはできない」と述べていました。
 それ故、県の負担金の支出については、「著しく適正を欠いていて、予算執行に対して著しく瑕疵があるとは言えない」と−。

 著しく瑕疵があるとは言えないから、原告敗訴。なんともやりきれない思いで、裁判長の言葉を聞いていました。所詮裁判、相反する評価のある事業に対して、では一体、誰がどちらの評価を認め、事業の適不適を判断するのか、これはひとえに政治判断ということになるのでしょうか。

 しかし、これで幕引きではありません。
 本体工事中止が打ち出されたあと、生活再建案が提示されないまま、不安に過ごす地元の人たちの思いを受け止めながら、まだまだ取り組んでいかなければならない課題です。
posted by ふくろう at 19:21| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2010-07-28 08:05
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