約10年ほど前のこと、参議院選挙で「みどりの会議」の中村敦夫さんが落選して参議院の一議席を獲得できず、「みどりの会議」を解散したとき、全国の無所属議員や環境問題に関わってきた市民が、このまま「みどりの政治」の火を消したくないと、「みどりのテーブル」を用意しました。そのとき、まだ30歳の稲村さんが共同代表を務めてくれました。
それから議論を重ね、メンバーがダブっていた「虹と緑の500人リスト」運動を続けていた市民団体と合流する形で「みどりの未来」が誕生してからも、稲村和美さんが共同代表を務めてきました。「エコでフェアな政治を目指す」全国の仲間の牽引役を担ってきたのです。
みどりの未来のホームページは以下にあります。
http://www.greens.gr.jp/
その間、結婚、出産、現在5歳のお嬢さんの子育て真っ最中。
市長という激務との両立は課題もたくさんあることと思いますが、彼女なら「みどりスタイル」を通してくれるかと、その点でも期待しています。
その一方で、私が応援してきた松戸市議会議員選挙で、元職の武笠さんが落選、という結果になりました。しかも、わずか44票差の次点です。
武笠さんは、全国的に話題となった松戸の「関さんの森」という貴重な屋敷林を守る運動の中心担ってきた人です。
都市計画道路が関さんの森の中心部を突き抜ける形になってしまうと,貴重な屋敷林の役割そのものが破壊されてしまう。この運動の中で市民も立ち上がり、粘り強く運動を続けて、ついに、都市計画道路を少し曲げて、関さんの森の大事な部分を保存できるように計画変更にこぎつけたのです。
行政が一旦立てた計画を、市民の力で変えることはなかなかむずかしい。
こういうことは、どこの自治体にもよく見られることです。
「関さんの森」の運動は、市民が立ち上がったらそこに風穴をあけることができる、という可能性を示してくれた、だから、今山積している松戸の問題を、みんなで一緒に解決していくことのできる武笠さんを議会に送ってほしいと、応援中はそのことを訴えてき、反応がとても良かっただけに、結果を期待していました。
しかし、大きな団体や組織の後ろ盾のない、市民派が44人に対して68人も立候補している選挙の中で当選にこぎ着けるまでには至らなかったということなのでしょう。
しかし、議席を得ることができなかったとしても、彼女なら引き続き、ゴミ処理問題などについて、粘り強く活動していき続けるだろうと信頼しています。
人気のありそうな イケメン31歳男性元市議も 出馬していたので 心配でしたが 稲村さんが ご当選で 嬉しいです。
稲村さんは 2位の人に ダブルスコア以上の差で ご当選ですね。
電卓で 計算したら 3人の合計得票より 稲村さん1人の得票のほうが 多かったです。
稲村和美さんには 格差是正 雇用拡大に 期待したいです。