気のせいか、雨のおかげで、目に鮮やかになってきた木々の緑が、一層まぶしく思えます。
本日は久しぶりに都内に出かけました。
参議院議員会館で開かれた「虹と緑の500人リスト」の政策研究会に出席するためです。
前半は、東京都の「再生可能エネルギー戦略」について、このプロジェクトに関わっている「環境エネルギー研究所」の大林さんからの報告。
石原都知事の政策には、いろいろ疑問を感じるところもありますが、何しろ人口の1割、そしてCO2排出量がスェーデン1国に匹敵するという東京都で、じっくり環境問題に取り組んでいるのは、評価できます。
いただいた資料をじっくり検討し、我が春日部市でも導入できることはないか研究を深めたいと思いました。
この春、六ヶ所村で、愛媛の伊方原発で、そして唐津で…。
プルトニウムの再処理や、プルサーマル計画の問題で、揺れました。
その関連で、最後は原発の問題が取り上げられました。
続いての、官庁側からの説明も、原発の耐震調査の問題や、今後のエネルギー政策についてでしたが、原発を抱える自治体の議員からは、「耐震基準」の見直しを決めたあと、そのチェックをどうするか、鋭い質問が飛びました。
とくに、静岡県の浜岡原発に関しては、ひとたび東海地震が起こったら、首都圏全体を巻き込む大事故につながりかねない危険をはらんでいます。
すでに西欧では、原発をなくそうという動きになっているのに、まだまだ原発問題で揺れる日本です。
原発を抱える自治体では、議員と市民が腕を組んで、原発問題と向き合っています。
本日強行採決が危ぶまれていた「共謀罪」ですが、会の途中で、衆議院の法務委員会の強行採決は回避された、と社民党の福島党首からの報告が飛び込んできました。
今週の後半は、ずっと国会前の座り込み行動が続いています。
また、米軍再編問題でも、米軍基地を抱える自治体で、市民が立ち上がっています。
福島さんは「声を上げていこう。声を上げることで流れを止めることができるという希望が見えてきた」と訴えましたが、全国で、大きな問題を抱えながら、市民の皆さんとしっかり連帯して、「国が考えていることでも、ダメなものはダメ」と声を上げ続けている仲間の姿に、エネルギーをもらいました。



