一つは、お隣の宮代町の、小中一貫教育の取り組みです。
そして、欲張ってもう一カ所、久喜市の学校2学期制の視察。
どちらも、すぐご近所で、地域の特性を生かした改革に取り組んでいる事例を見せていただき、勉強になりました。
<中学生が、小学校の低学年生に、本の読み聞かせをしていました>
宮代町ででおじゃましたのは、須賀小中学校「かえで学園」です。
もともと、フェンス一つで隣接していた須賀小と須賀中は、体育館を建て替えるときに、小中一体型にした、という歴史があります。
小中一貫教育は、教育面では、
・9年間という長いスパンで指導計画が立てられること。とくにつまずきの段階を的確に捉えて指導できる。
という効果があること。
人間形成の面では、幅広い異年齢集団の活動を通して、思いやりや協力の心が育つこと。
などを上げておられました。
須賀小中校は、もともと須賀小の子が全員須賀中に入学する、ということもあり、3年間の検討で、すんなり一貫校に移行できたようです。
春日部市のように、2〜3校の小学校から一つの中学に進学する、という場合は、超えなければならないハードルも大きいように思いました。
<校庭の真ん中に、「かえで学園」命名の由来の大きなかえでの木が>
久喜市は、市内の小中学校、14校の全校で、2学期制を実施しています。きっかけは、平成14年度の教育課程の大幅な改定だったとのこと。
学校週5日制になり、どうしても授業日数が不足しがちで、ここはもうちょっと時間をかけて指導したい、と思ってもできない、という先生方の悲鳴にも似た声が出されたこと。
絶対評価に変わり、短い学期の中では、とくに「意欲的に学習に取り組んでいるかどうか」、「個性が発揮できているかどうか」などは評価できないこと。
とくに、短い3学期の扱いがむずかしいこと、などから、2学期制に踏み切ったとのことでした。
「先生は生徒としっかり向き合う時間を確保するためのゆとりを持つこと、そして子どもたちは自分でじっくり考え、課題と取り組むゆとりをもつこと、そのための2学期制です」
と自信をもって答えてくださった教育委員会の担当者。この姿勢があればこそ、新たな取り組みが可能なのだと、納得でした。
春日部でも実験的に取り組んでいる2学期制、経過を見に行こうと思います。



