☆太陽エネルギーを地域に活かす
飯田市は、2004年から市民の出資による太陽光発電に取組み、エネルギーの自給率の向上とともに、省エネ事業にも取り組んでいることで知られています。
現在は、「おひさまエネルギーファンド」と「おひさま進歩エネルギー」、二つの株式会社に組織が分かれていますが、スタート時点ではNPO法人南信州おひさま進歩、という組織で、出資する市民、NPO、飯田市と環境省、そして多くの事業所のパートナーシップによって、事業が発展してきました。
残念ながら、5時を回り、市内に38カ所あるという、太陽光発電を設置している公的施設を見せていただくことはできませんでしたが、玄関にはこんなプレートが掲げられていました。
この太陽光発電所が、「さんぽちゃん」という愛称でよばれているのは、SUN+NPOという意味に加え「一歩、二歩、三歩と着実に歩む」という意味もあるとか。
一地方での息の長い取組が現在注目され、エコツーリズムとして訪れる人も多いとのこと。
我が春日部市でも、と議会で質問したのですが、現段階ではまだ取り組む気はないようです。
今回の視察は、これが目的ではありませんでしたので、この取組に関心のある方は是非、下記のサイトをご覧ください。
http://www.jpea.gr.jp/pdf/5_ohisama.pdf
http://www.ohisama-fund.jp/contents/results_ohisama.html
☆素敵な散歩道が続く飯田市
メインストリートの一つ、大宮通りの桜並木は、紅葉真っ盛りでした。
りんごの街・飯田市、桜並木に続くりんご並木は、赤いりんごの果実が、歩く人の心をなごませてくれます。
この大宮通りは、車道の真ん中に植栽帯があり、その植栽の両側が散歩道になっていて、所処にベンチがあるのです。桜並木の傍らには疏水が流れ、花壇もありました。
ポケットパークをぐるりと囲む道は6差路の車の流れをスムーズにするためのもので、ここは実験的に信号を設置しないで、標識で車の流れを誘導しています。
ときどき方向を勘違いする車はあるけれど、今までこれといった事故にはつながっていないとのことでした。