当事者の「骨格提言」はどこにいったのか−。
そんな中、埼玉県が単独事業として、障害を持つ人たちの日中の活動の場として設けていたデイケアも今年度で打ち切り。「わらじの会」の運営していたデイケア「パタパタ」も3月で店じまいです。
そこで、「パタパタ」と障害を持つ人と地域の人が共に働く場であったリサイクルショップ「ぶあく」と、自立支援法では「日常生活介護」の事業所として位置づけられている「ケアシステムわら細工」の3つの事業体がまとまって、4月からNPO法人「共に生きる街づくりセンターかがし座」としてスタートすることになりました。
拠点は、武里駅西口のロータリーを左に、団地の方に向かって歩いてほどないところにあります。
本日は改装工事が終わったお披露目も兼ねて、現在のぶあくと二か所で恒例の「着物市」がありました。
和服ファンや、着物地で人形をつくったりリフォームしたりする人に根強い人気があります。
着物の方は厳選された高級品ばかりだったので、むしろ「ぶあく」の方がお客さんは多いようでした。
場のお披露目ということで、「わらじの会」誕生以来の歴史をたどる写真入り年表も掲示されています。
35年。私もなんと、30歳になったばかりでしたー。あっという間の35年。背中にくくりつけていた娘の娘がもう小学生!
法律や制度がどう変わろうと、「わらじの会」も「かがし座」もやっていくことに変わりはありません。障害のある人もない人も一緒に暮らすことのできる地域に!